働き方をデザインする

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スクール・サポート・スタッフ(SSS)の立場から教職員の職場環境を変えたい人のブログ

SSS通信を発行しよう!

スクール・サポート・スタッフ(SSS)の人は、『SSS通信』を出してみませんか?

SSSの仕事は業務内容が固定されていない分、困ることもありますが自由度が高いので、アピール次第では自分自身の得意分野を活かせたり仕事をしやすくできるからです。

SSS通信とは?

正式な名称ではありませんが、学校内では『学級通信』『学年通信』のように、『○○通信』という言葉がよく使われるので、それにあやかっています。タイトルは『SSSだより』でも『業務報告書』でも何でも構いません。教職員に向けてSSSの業務内容を周知するものを想定しています。

 

発行する目的

業務内容を教職員に周知するのは、「SSSは何をしているのか」を周囲が知るのは難しいのでそれを補足するという理由もありますが、一番の目的は「自分自身が仕事をしやすくするため」です。

SSSにとって一番大事なのは、教職員とコミュニケーションを取ることだと考えています。SSSが普段どのような業務をやっていて、どんなことが得意かということを周囲の人が分かってくれた方が、コミュニケーションも取りやすいでしょう。また、誰しも、自分の得意なことで仕事をしたいという気持ちがあると思います。得意なことをアピールしておけば、その仕事が発生したときに仕事を回してもらえる可能性が高まります。

 

具体例

スクールサポートスタッフ SSS通信 SSSだより


新年度始まってすぐが、出すのに一番良いタイミングだと思います。もし、SSS自身が昨年度と同じ学校に勤めることになっても、先生方の異動によりメンバーが変わってしまうので、自己紹介も兼ねて、

  • 具体的な業務内容
  • 自身の得意や不得意
  • 業務の依頼方法
  • 勤務時間

などをお知らせするのが良いと思います。

 

私は今年度の初めに「パソコンが得意です」と言ったことで、パソコンに関連した業務が増えました。実際には得意と言えるほど特別何かができる訳ではないのですが、『パソコンが得意な人』というイメージを持ってもらったことで、依頼してもらいやすくなりました。

特に、「ちょっと教えてほしい」というような小さな質問をいくつか受けたので、これは隠れていた需要だったのかなと思いました。職場内の需要と供給が合ったことも良かったですし、私の仕事のやりがいも上がりました。

 

発行のタイミングと記載内容

「発行のタイミングは新年度始まってすぐが良いだなんて、そのときに言ってよ!」と思われたかもしれませんが、新学期の初めもいいタイミングだと思います。また、「実際にこのような業務をしました」という報告であればタイミングはいつでも良く、毎日報告書を教職員に配布している人もいるそうです!

 

スクールサポートスタッフ SSS通信 SSSだより

 

注意点

当然のことかもしれませんが、

  • 特定の子どもの情報は書かない
  • 公開や配布をする前に管理職に許可をもらう
  • 作成にあまり時間を掛けすぎないようにする(本来業務が疎かになってはいけないので、レイアウトなどにこだわりすぎないように注意)

 

発行は無理のない範囲で!

「SSS通信を出そう」と言っていますが、無理のない範囲で良いと思います。単純に労働時間が短いので、業務に追われて、このようなものを作っている時間が無い場合もあると思います。実際に私も昨年度は作ろうと思っていたものの作れずに終わってしまいました。今年度も、4月に出したきりです。

そして、新年度の初めに出すのが良いとも言いましたが、1年目の勤務し始めすぐは難しい(無理!)と思います。2年目以降でも新年度は忙しいこともあると思います。

そのため、手が空いたときで何もすることが無ければ、作ってみようと挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

使用したイラストと写真:フリクラ、PENTA、写真AC