働き方をデザインする

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スクール・サポート・スタッフ(SSS)の立場から教職員の職場環境を変えたい人のブログ

インタビューしてみた!(まつげさん編)後編


SSS(教員業務支援員、スクール・サポート・スタッフ)のまつげさんへのインタビュー後編です。

前編はこちらからご覧ください♪ 

 

紹介カード まつげさん

 

SSSとしての楽しみ

アヤコ「前半では、することが無くて辛い思いをしたという話でしたが、仕事で楽しいと思うこともお聞きしたいです!…もちろん、ありますよね?」

 

まつげさん「以前は仕事(すること)があればそれで幸せでした。笑

でも今の楽しみは、ものすごくめんどくさい仕事を「これ、先生がやったら帰るの何時になるんだろう…」って考えながらする事です。同じ図形を何個も作るとか、加湿器の掃除、大量の宿題印刷ですね。

『すっごい面倒なお願いしてもいいですか~?』って言われると嬉しくなります☺

ドヤ顔のイラスト

 

ア「たしかに!面倒なことを代わりにすることで、その先生に余裕が生まれるのは、SSSの一番のやりがいですからね!自分自身の得意な事であれば尚更」

 

「私だったら、冊子の資料の綴じ込みが得意です。以前にA1サイズの図面を折る仕事をしていたので、紙を折るのが得意で。他には、納期を正確に答えたいので、この仕事はどの位でできるかデータを取るのが好きです。

PTA総会資料、14ページで7枚の綴じ込みを700部…なら3時間でできる』とかです。笑」

 

ア「それはすごいですね!業務に掛かる時間を把握するというのは、『できる仕事術』としてよく言われていることです!」

 

あまり会えない先生との貴重な時間に、今日中に出来るのか、明日になってしまうのかすぐお伝えしたくて…。そもそも余裕をもって依頼してくれればこんなことあまり必要ないんですけど(; ・`д・´)笑」

 

兼務推し

「そういえば、前半の方で、2校兼務で大変ではないかと聞かれましたが、兼務は良いですよ。むしろ最近は、『兼務推し』なんです」

 

ア「『好き』を超えて『推し』なんですか!?どういうところが良いのでしょうか」

 

「勤務が1日おきなので、その間に仕事を溜めておいてもらえるので、暇にならずに済むのが推しポイントです。SSS(私)が毎日勤務していないので、先生方は計画的に依頼をする必要があります。この業務は急ぎかどうかを考えたり、予め先を見通して依頼するなど、先生方の働き方にも良い影響を与えているのではないでしょうか」

 

ア「なるほど。先生方にとってSSSは『いつでも居て、いつでも頼れる』存在であった方が良い、と思っていたのですが、常には居ないからこそ意識するのかもしれませんね。

しかし、1つの学校に対して週2~3日の勤務となると、働きにくいことも無いですか?」

 

「人間関係が薄くなる、名前を覚えられない、というデメリットもありますが、嫌なことがあっても次の日はそこに行かずに済むというのがメリットでもあります。私にとってはそれが丁度良いです。出勤日数や会話が少なくても、仲良くなれる人とは仲良くなります!」

 

ア「たしかに。それはメリットかもしれないですね!」

 

「1校が良いと思うのは、今の学校が良い所だからではないでしょうか。兼務であれば、もし嫌な学校に当たってしまっても気持ちが分散できます」

 

ア「たしかに、私は今の学校が好きなんですよね。人間関係のトラブルが無くて雰囲気がとても良くて。しかし、どの学校で働くのかは自分では選べないので、合わない学校に当たってしまったときの保険があった方が良いのかもしれません。

 

何だか、現状を前向きに捉えられるかどうかが大事なような気がしてきました」

 

ミミズクの写真

写真:まつげさん提供のミミズクの写真。家の近くに飛んでくるそうです!

 

働く上で重要なこと

ア「まつげさんが今の学校で上手くいっているのは、環境の違いもあると思いますが、まつげさんが前向きに行動された結果のような気がしています。働き始めの今年の4月当初、『営業をかけまくるぞ!』ってすごく気合いを入れて行動されていた(のをTwitterでツイートされていた)のが印象に残っています。」

 

最初が肝心だと思ったので、先生方に「前任校では暇で辛かったので仕事を頼んでください」と宣言をしました。さらに、教頭先生に面談の時間を取ってもらい、SSSの活用についてお願いをしました。SSSの意義について教頭先生と共有し、さらに、教頭先生から先生方に、SSSを使うように言ってほしいと伝えました」

 

ア「価値観を共有して全員に周知してもらう、という行動を最初に取られたのはすごいことですね!」

 

「このようなことは、上意下達で伝えるのが一番効果的だと思ったからです。

 

ア「9月に『SSS通信』を発行されていましたよね。あれもかなり効果的だったと思いますが、反響はいかがでしたか?」

 

「反響はありましたが、時間を掛けて『SSS通信』を出すよりも、教頭先生から『SSSを使って』と一言伝えてもらう方が効果が高いのではないかと思いました。口酸っぱく、毎週でも言ってほしいと思っています。」

 

みんなでベテランになろう

ア「働き方に苦労されたまつげさんとしては、今後、SSSがどのようになれば良いと思いますか」

 

「SSSをみんなで盛り上げて、職場での活躍や、会計年度任用職員としての権利もどんどん上げていきたいと思っています。任用期間の限度があったりしますが、是非みんなでベテランになりたいです!」

 

ア「TwitterをするSSSも増えてきましたよね」

 

「SSSの情報交換の他に、会計年度任用職員の給与面、待遇面についても、より良いものにできるように行動したいと思っています。柔軟で現場と人とがマッチする働き方を目指しています」

 

ア「最後に、同じSSSの方へのメッセージをお願いします!」

 

君は1人じゃないぞー!

横のつながりができるように、なんとか勤めて、SSSの声が色んなところに届くように頑張りましょう!」

 

ありがとうございました!

 

 

まつげさんのTwitter(SSS通信)はこちらから(^^)/

 

前編から読み直す場合はこちらから♪

 

以前のインタビューはこちらから↓↓ 

【第1弾】SSSにインタビューしてみた!(みーみーさん編)

【第2弾】SSSにインタビューしてみた!(エルモ_SSSさん編)

【第3弾】SSSにインタビューしてみた!(薫子さん編)