今回は、スクール・サポート・スタッフ(SSS)として働く私が、日々、学校で使っているアイテムのご紹介をします。アンケート結果の話はまた後日に続きます。
業務依頼書
私の勤務校の場合、業務の依頼方法についての決まりが無く、業務の依頼は
- 管理職を通すことはあまり無く、直接的に
- 口頭または付箋などのメモで
受けることがほとんどです。そのため、『業務依頼書』は最初の頃はありませんでしたが、テンプレートがあった方が依頼しやすい人も居るかなと思ったので自作しました。依頼方法は「依頼書、付箋、口頭のどれでもいいですよ」と伝えています。
作成:アヤコ
<作成のポイント>
文章はなるべくシンプルに
文章を読むのに一苦労、書くのに一苦労してしまうと使ってもらえないため。
業務の進捗管理表
次の写真のように、ToDoリストをホワイトボード等で公開したものです。
引用:東京都教育委員会『スクール・サポート・スタッフ活用事例集(令和2年12月更新)』、p.6
私は使っていませんが、使っている人は多いと思うので紹介します。私は過去に一度、小さいものを作ってみたのですが、数日で使用をやめてしまいました。理由は
- 事前に分かっている予定がほとんどない
- 印刷などはすぐに終わってしまうので、書いてから消すまでが早い(誰も見れない)
- ホワイトボードを置く場所がない
などでした。自分がどのような仕事をしているかは周囲の人には中々伝わらないと思います。SSSの仕事がどのようなものか、周知するのにとても役立つアイテムでしょう。
<使用のポイント>
先生方が見ることを意識する
業務報告書
引用:東京都教育委員会『スクール・サポート・スタッフ活用事例集(令和2年12月更新)』、p.3
たいていは、自治体や学校長から命じられて、定められた書類に記入するものだと思います。『業務依頼書』が業務報告書を兼ねている場合もあるようです。私の勤務校では、作成する必要は無いので作っていません。しかし、自分の仕事を振り返るために、1日の業務内容を手元のメモに記録しています。細々とした仕事が多いと「今日、何したっけ?」「十分な仕事をしただろうか?」と不安になることがあるのですが、書き出すことで「いろいろ頑張ったな」と思えて、自己肯定感を上げるのにも役立っています。
電話メモ
最初の頃は、既存のものを使っていたのですが、使いにくかったので今は自作したものを使っています。工夫した点は、
- 宛先の敬称を『○○先生』にした(『様』でも問題ないが、より自然)
- よく使う相手の敬称を3種類用意した
- 自分の名前を記入しておいた。毎回書かなくて良くなり便利。
- 空白のメモする部分の広さを調整した
- B5サイズに4枚入る大きさにした
です。頻繁に電話を取る方は、作ってみる価値ありです!
作成:アヤコ
『手が空いています』カード
イラスト:『ちょうどいいイラスト』 編集:アヤコ
手が空いたとき、このような絵(カード)を自分自身の机の上に置いています。勤務1年目の最初の頃に作成したのですが、その頃は特に
- 周囲の先生方とどうコミュニケーションを取るか
- 仕事を頼まれる程の関係ができていないので、手が空く時間が多くなってしまう
という問題に直面していました。私はこのカードを置くことで「それ可愛いね」など、カードをきっかけにコミュニケーションを取ることができました。また、丁寧な先生方が「今お忙しくないですか?お忙しくなかったら手伝ってほしいのですが…」と遠慮されたときに「全然忙しくないです!(本当です!)」というアピールをするのにも役立ちました。
<使用のポイント>
手が空いていないときには下げておく
信憑性が大事。情報は正確に。
さいごに
仕事の環境や職場状況によるとは思いますが、自分なりのスタイルで、使いやすいアイテムで、日々の仕事を行っていきたいですね。私の紹介が参考になれば幸いです。
この記事の中でも何度か引用しましたが、
はとても参考になります。私がSSSをし始めた1年前には、SSSがどのような仕事をするのかなどの情報が他に全然無かったので、ヒントを得ようと活用事例集を何度も読みました。『手が空いていますカード』のアイデアもここからです。東京都とは何の関係も無いのでPRを頼まれた訳ではありませんが、SSSにとっては本当に役立つ情報だと思うので一度見てみてください☆
私一人の意見ではなく、皆さんの意見もあれば、この記事の情報はより有意義なものになります。「他にもこういうアイテムがあるよ」などがあれば、コメントをお願いします!
【参考資料】
働く環境を整えるのに、こちらもいかがでしょうか!?
2024/3/20 削除した記事のリンクが残っていたので削除しました
2024/6/11 参考資料を追加しました