働き方をデザインする

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スクール・サポート・スタッフ(SSS)の立場から教職員の職場環境を変えたい人のブログ

学習支援をしてモヤモヤしている話

実は、最近モヤモヤしているんですよね…。

 

 

何があったのか

同じ学校での3年目の勤務になり、業務・人間関係・職場環境にも大分慣れてきた…と思っていた矢先、今年度から業務内容が大きく変わってしまいました。

校長先生が交代したので新しい校長先生の意向でもあり、市全体の方針でもあるのですが、今年度(から)は特に、学力の向上に力を入れようということになりました。

それにより、私が子どもの学習支援も行うことになりました。授業に入り込む『授業補助』と宿題のチェック(先生の補助)をします。授業補助とは、例えば、子どもが課題に取り組んでいるときにヒントを出したり、眠たそうな子に「頑張ろう」と声を掛けたりすることです。

 

変化に対する負担

学習支援は子どもとの関わりが増えて楽しいことも多くありますが、職員室で作業するのとは仕事内容が大きく違います。そのため、まずは変化したことに負担を感じました。「SSSの仕事内容は勤務する学校や管理職によって違う」とはよく言われていることですが、同じ学校に勤め続けていても管理職が交代し業務内容が変わることがあるのはこの仕事の特殊性なのかもしれません。

 

SSS…スクール・サポート・スタッフ、教員業務支援員

 

ちなみに、学校の先生は学校ではなく自治体で採用されているので転勤があります。以前聞いた話によると、初任者は6年、2番目の学校は4年、管理職は3年(※おそらく私の自治体の場合)というように、1つの学校に在籍する年数がある程度パターン化されて決まっているそうです。

 

本来業務ができない悩み

昨年度、決められた業務は『給食の配膳補助』しかありませんでした。その他のほとんどの時間、いろいろな先生たちから依頼された業務を行ったり、自分で必要だと思う業務を行ったりしていました。そのような時間がかなり減ってしまいました。昨年度、固定業務は全体の業務の1割もありませんでしたが、現在は約3分の1に増えました。

先生たちの業務を手伝う時間が取れていない状況に、「私の仕事ってこれで良いの?」と時々悩みます。

 

考える人

 

学習支援はSSSの仕事なのか?

「そもそも学習支援はSSSの仕事なのか?」

「私が学習支援をして効果があるのか?」

という疑問があります。

 

『学習支援 = 授業をする先生を手伝う』という考え方をすると、これもSSSの業務の一つと言えそうです。また、管理職の意向によって業務内容が変わっただけ、とも考えられそうです。

 

しかし、文部科学省の資料を読むと、学習指導員の欄に『児童生徒の学習サポート(TT指導)』とあるので、やはり学習支援はSSSの業務とは言えなさそうです。ちなみに、『採点』はSSSの欄に記載されています。直接、子どもに関わるかどうかで分かれるようです。

文科省 令和4年度予算のポイント 教員業務支援員

引用:令和4年度予算のポイント(文科省

https://www.mext.go.jp/content/20211223-mxt_kouhou02-000017672_1.pdf

 

「私の学習支援に効果があるのか?」というのは誰も分からないことで、なんなら校長先生が一番知りたいことだと思うので答えの無い疑問です。

 

管理職が私のモヤモヤを知らない

私の学校の管理職の先生(校長先生、教頭先生)は私の仕事に対して特に何も言わないタイプです。自由にさせてもらえて有難いですが、私が仕事に対してモヤモヤしていることは知りません。

私も今の状況を様子見しているので、あえて何も言っていません。そのため、管理職の先生が知らないのも当然なのですが、もうちょっと管理職主導であっても良いのではないかと、その点についても少しモヤモヤしています。

 

私の今後の予定

以上のようなことでモヤモヤを抱えていますが、今年度は様子見をしようと思っています。校長先生も学力向上のために取り組んでいる様々なことが本当に効果が出るのか試し始めたばかりで、すぐには答えは出せないでしょうし、SSSの使い方(アヤコにどう働いてもらうか)についても、まだ試験段階だと思うので、私がこれから経験していくことをフィードバックしていけると良いかなと思っています。

もし、今後無理が出てきたら、管理職の先生、教科担当の先生と相談して仕事を断ったり調整したりしていくつもりです。

 

私は、SSSという立場でどこまで出来るのか、いろんなことを経験したいと思っているので引き受けていますが、一般的には、SSSの人は学習支援はしなくて良い(もし打診されたら断っても良い)と思います。

私の場合、何でも話のネタになるので『美味しい』と思ってやっている部分もあるので(笑)