働き方をデザインする

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スクール・サポート・スタッフ(SSS)の立場から教職員の職場環境を変えたい人のブログ

教員業務支援員がどうしても感じてしまう感情

昨日の放課後は忙しかったです。

校長先生は出張で不在、事務職員さんは休み、先生たちは運動会準備で全員が運動場に出ていて、職員室には教頭先生と私の2人だけでした。そして、その教頭先生は何やらひっきりなしに電話を掛けたりメールを送ったりしていたので、職員室に掛かってきた電話は全て私が取っていました。

 

昨日は偶然、電話の件数がいつもより多く、さらに、急ぎの印刷業務も頼まれていました。電話と印刷の合間に、職員室に訪れる児童の対応をしたり、時には運動場に先生を呼びに行ったりと、慌ただしく時間が過ぎました。それは、希望してこの仕事に就いている私にとっては、とても充実していて、やりがいを感じる時間でもありました。

 

燃える職員

 

しかし、先生たちが職員室に戻ってきたとき、それとは逆の負の感情である『疎外感』が一気に私に襲ってきました。

「疲れた~」「先程はありがとうございました!」「腕が痛くなった」など言い合いながら戻ってきた先生たちの姿を見ると、ある種の一体感が生まれているように感じました。そして、その輪に私は入れないことを感じ、少し寂しい気持ちになりました。

 

運動会の準備は、他の業務をする時間が減ってしまう面倒な作業であり、次の日には筋肉痛になってしまうような重労働になるときもあり、決して羨ましがる類の業務ではありません。そのような業務であっても、いや、そのような業務だからこそ、みんなでやり遂げた後には一体感が生まれるのではないでしょうか。

 

疎外感を感じる女性

教員業務支援員がどうしても疎外感を感じてしまう瞬間があります。

業務が支援業務であるために、教員が参加するイベントに参加できない状況が生まれやすくなっています。また、職場の中での職種が少数派であることや、勤務時間の短さなどの労働条件の違いも関係しているでしょう。

 

次の記事では、教員業務支援員が疎外感を感じてしまう状況をイベントの大きさ別に考えてみたいと思います。